グルコサミン・コンドロイチンの効果研究

関節の痛みを和らげるといわれているグルコサミンやコンドロイチンですが、健康食品のサプリメントとしてもたくさんの商品が販売されています。
けれども、その効果については、医学的な検証結果がそれほど多くないこともあり、不透明な部分も多いのが実際のところです。

けれども、最近、欧州でなされた大規模な研究によると、グルコサミンやコンドロイチンによる関節痛への効果は認められないという結果が出ているようです。
Effects of glucosamine, chondroitin, or placebo in patients with osteoarthritis of hip or knee: network meta-analysis

この研究方法は、ブラセボと呼ばれるまったく効果のない薬(偽薬)とコンドロイチン、グルコサミンをそれぞれ患者に与えてその効果を比較したものですが、結果として、グルコサミンやコンドロイチンは、関節の痛みの影響への緩和は認められなかったようです。

ただ、サプリメントとして摂取している人の中には、効果があったという人もいるようですし、特に副作用も認められないことから、飲んでマイナスになるものではないということも書かれています。

また、健康食品会社のサプリメントによっても、グルコサミンやコンドロイチンに品質の違いがありますので、別の検証をすれば、また違った結果が出てくる可能性もあります。
ヒアルロン酸なども、その効果は医学的にはきちんと検証されていないようなのですが、サプリメントを購入する際には、そのあたりを把握しつつ、いろいろ試してみるのが一番いいのかもしれません。
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